■ シャイニング・フォース イクサ シリル(通常版) / ファーストクラス ■ |
メーカー | 発売元;ファーストクラス 販売元:マイルストン |
製品名 | シャイニング・フォース イクサ シリル |
作品名 | シャイニング・フォース イクサ (C)SEGA |
スケール | 1/7 (全高約24cm) |
原型製作 | まめっち |
シャイニング・フォース イクサよりシリルです。 最近新規参入されたメーカーということもあり、購入しようかどうか迷ったのですが、見本 原型のぱっと見の印象が良かったので購入しました。 仕上がりに関してはやはり新規参入したばかりという事もあってそれほど期待してません でしたが、概ね予想していた範疇内には収まっていたという処でしょうか(^^; |
9方向ショット。シンプルなポーズですがプロポーションが良くどこから見ても破綻を感じない 造型で、原型の良さが窺われますね。 なお後ほど後述していますが、製品のフィギュアベースが足元の岩場部分のパーツのみで それだけでは非常に不安定だったため、ミラーベースに標準ベースを固定しています。 |
ご尊顔アップ。割と単純なアイプリントでその分すっきりと纏まってはいますが、デコマスの ようなきりっとした表情にはもう一歩及ばずといったところでしょうか。 肌は全て塗り肌なので、最近の綺麗な素材色の肌に見慣れているとどうしても見劣りして しまいますね。髪の毛は毛先などがダル目でパーティングラインも目立ち、またほぼ単色 塗装に見えるので、ハイライト処理を加えるなどもうちょっと工夫が欲しいですね。 |
このフィギュアで少々気になる部分を。左側頭部と胴体右側の割と目立つ部分に ゲート跡があります。腕や頭部などの分割自体は割と目立たないように工夫されて いるのにゲート位置がこれでは台無しです(汗)。 また髪の毛のパーツが前髪・左右の房・後髪と、細かくパーツ分割されているのに わざわざモールド上の目立つ部分を横切るようにパーティングラインが通っており こちらもかなり残念(^^;。パーティングラインは手のひらや腕の部分も目立つので、 もう少し綺麗に仕上げて欲しいところ。 ブーツの部分はモールド自体は綺麗だと思いますがモールド部分の塗装や墨入れ 部分が少々雑ですね。つま先付近も汚れが少々目立っていますが、ウェザリングと 思えばこれはこれでアリかも(笑) |
シリルのお供のジラさん。耳などにプリントされている模様は綺麗なのですが 塗り分けはこちらも少々雑。また尻尾の部分の分割がかなり目立っているのが ちょっと残念(チョ○エッグじゃ無いんだから・・・(汗)。 首の分割は大きな耳に隠れ殆ど目立たないように工夫されているので、もう少し 仕上げに気を配って欲しかったですね。 |
装飾用のチェーンパーツその1。こちらは上着に取り付けるチェーンパーツで 大きなリングに同じ長さのチェーンが二本括られています。 一応簡単な取り付け方法のメモが添付されているのですが、後述の左腕用の チェーンも含めて詳しく書かれておらず、またパッケージに組立て見本になる ような写真も無いと言うのは流石に不親切に感じましたね(苦笑)。 チェーンが前方でクロスしてるのをセガ公式サイトのポリゴン表示で初めて気づき、 一度クロスさせずに付けてしまったため付け直すハメになりましたとさorz。 |
装飾用のチェーンパーツその2。ある意味見た目の仕上がりに一番影響が出る部分 かもしれない左腕用のチェーンパーツで、こちらは長めの細いチェーン1本だけです。 こちらの取付け方法は添付のメモには「画像などを参考に巻きつけてください」としか 書かれておらず、フィギュア側もチェーンを掛ける支点もなければ引っ掛けるポイントも 無いというおまかせ仕様です(笑) 一応こちらはパッケージの写真や版権絵が一応参考にはなるので、版権絵を参考に 取り付けてみました。なおこの撮影画像のように取り付けるには、何かしらチェーンを 固定(接着)しないと不可能だと思います(^^; |
ベース部分のアップ。ベース部分を除いても20cm越の高さのフィギュアの割に余りにも 底辺面積が小さく、また足がPVCのみのため熱で曲がりやすい事も相まって非常に 不安定です(汗) あまりにも良くひっくり返ってくれるので、ダ○ソーで以前入手した8角形ミラーベースに 固定してしまいました(^^;。 |
と言うわけでミラーベース活用のお約束カットw。大きなコートのおかげでガードが 非常に強固で、おぱんつを直接拝むには完全にひっくり返さないといけません。 見辛い構造なのが勿体無いくらいなかなかむっちりとした良いものをお持ちですw |
以上ですー。全体的に感じるのは「非常に惜しい」という感覚でしょうか。原型は良い であろうに製品を仕上げる技術がまだ追いついてないと言うか。ボークスのハルカと 良くも悪くも似たような感じでしょうかね。 ただこのシリルに関しては、”箱から出して飾れば終わり”ではなく、最終的な仕上がりが 購入者のスキル次第という点と、自分の思った通りに仕上げられればそれなり愛着も湧く という点では面白い製品だと思います(笑)。 同社の完成品フィギュアはこのシリルでまだ2製品目のようなので、マックスやアルター・ コトブキヤなどと比べ完成度の面で水を開けられているのは仕方ないでしょうが、屋号の 通り製品の完成度も”ファーストクラス”になってくれることを期待しますw。 |