KADOU SHOUJO 7th フランドール・スカーレット / リキッドストーン ■



メーカー リキッドストーン
製品名 KADOU SHOUJO 7th
フランドール・スカーレット
作品名 東方紅魔郷 〜 the Embodiment of Scarlet Devil.
(C)上海アリス幻樂団
スケール ノンスケール (全高約17.5cm 羽根部分含む) 
原型製作 風民

リキッドストーンさんよりリリースされている可動フィギュア、フランドール・スカーレットの
レビューです。
昨年末に開催されたホビコン06-東京にて購入したもので、先にブログ上で公開している
ひだまりスケッチの”ゆの”や”宮子”と同時購入したものです。

可動フィギュアのガレージキット作成は初めてだったのですが、とにかくその見事な可動
構造は、figma等の一般流通している可動フィギュアと比較しても引けを取らないどころか
パーツ素材のチョイスなども含めて凌駕してしまってる部分もあるように感じます。

ただし、パーツ単位でバラバラ状態なfigmaサイズのブツを、パーツ同士がきちんと組合さる
ようにパーツ同士を加工調整しつつひとつひとつ組み上げていくという作業工程は、ガレキ
初心者には気の遠くなるような険しい道のりでもありました(^^;




まずはぐるっと9方向ショット。七色に輝く羽根も含めて着色済のカラーレジン製ということもあり、
塗装を一切行わずにここまで綺麗に仕上がってくれます。またバランスも非常に良いのでしょう
自立性もかなり高いです。
関節パーツの肌色がレジンの肌部分の色と揃っていませんが、汎用パーツを使用しているため
この辺りは仕方がない処でしょうね。


figma版の初音ミクとの比較。羽根の分の高さと頭身比率こそ違うものの、ほぼ同等の背の高さです。


ご尊顔3種と頭部パーツ一式のアップ。(1円硬貨は大きさ比較用)瞳や睫、眉毛はデカールで
再現されているのでこちらも綺麗に仕上がります。ただし、瞳・睫・眉毛の全てがパーツ単位の
デカールのため、視線がロンパリ状態になろうが福笑い状態wになろうが、作成者次第で表情の
全てが決まります(^^;。

これだけあるので色々表情が楽しめるのですが、個人的には口を閉じてる顔パーツも欲しいかも。
ちなみに目をつぶった顔パーツは1セットしかないのですが、それ専用のデカールは2種類付いて
きます。・・・つまり2個買えという事ですね!(><)。


とにかく感心した上半身の可動箇所をアップで。ミクとの比較でかなり小さな部分だと判ると
思いますが、そんな小さな部分に可動軸が4つ(両肩の関節パーツを除く)も仕込まれており、
特に両わき部分の軸可動構造と、それによる腋〜腕部分可動範囲の広さは目から鱗です。
造形も襟元のひらひらフリルやスカーフなどの造り込みが見事で惚れ惚れします(笑)。


上半身部分の可動構造の恩恵で、両腕を開いて胸を反らすポーズやらラジオ体操のようなポーズwまで
かなりの可動を楽しむことが出来ます。
またご覧のように自立安定性がかなり高く、重心バランスさえ取れていれば片足接地+つま先立ちでも
充分自立可能です。


下半身・両足部分のアップ。こちらもスカートのフリルやペチコートのひらひら造形が綺麗で
可動フィギュアで良くここまで・・・としみじみ感じます。それだけにそういった細かい部分に
若干点在していたレジンの気泡処理や、湯口で埋まってしまっていたモールドの処理には
結構神経使いました(^^;。

いや、無視して作業を進めても良かったのかもしれませんが、他の部分が良すぎてそういう
箇所が許せなくなるとでも言いますか(笑)。


手足のパーツ分割一覧。球体関節パーツはホビーベース製で、キット用の関節パーツセットに
含まれてるものです。

この関節パーツの軸部分をそれぞれレジンパーツに挿し込むのですが、一部を除き軸を挿す
ための穴はレジンパーツへ自分で開ける必要があり、特に腕部分はパーツの外径に対する
穴の内径がギリギリ。また手のひらパーツは穴を貫通させてはダメなので、ホント肝が冷える
作業でした('A`;。

掘る穴の中心点や掘る方向を間違えたりうっかりパーツを壊してしまったとしても、「あなたが
(リアルで)コンティニューできないのさ!」状態になってしまうので(^^;


七色に輝く羽根のアップ。ここはもう造型や発色も含めて綺麗の一言。ため息モノですホント。




以上ですー。ブログの方でもぽつぽつ書いてましたが、とにかく細かい工作箇所が多いため
完成に漕ぎ着けるまでかなり苦労させられました。ですが、ちゃんと可動する様になるまで
仕上げられれば苦労した分だけ愛着も湧きますし感慨深いものも感じれると思います(^^;。

この可動少女シリーズは魔法少女リリカル悪魔某のキャラが多数リリースされていますが、
これだけ造型がしっかりしていてガシガシ可動できれば人気が高いのも頷けますねw。



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