新世紀エヴァンゲリオン 2007 レイ・アスカ 夏 / 岸企画&クルシマ製作所 ■



メーカー 発 売 元:岸企画
製 造 元:クルシマ製作所
生産協力:アイズプロジェクト
製品名 新世紀エヴァンゲリオン 2007 レイ・アスカ 夏
作品名 新世紀エヴァンゲリオン (C)GAINAX・カラー
スケール ノンスケール (全高約19cm) 
原型製作 片山博喜
備考 コールドキャスト塗装済み完成品

昨年公開された新・劇場版:序や来年夏公開予定の新劇場版:破でまだまだ続きそうな
新世紀エヴァンゲリオンより、2007 レイ・アスカ 夏のレビューです。

この製品はPVCではなく、コールドキャストを組立て塗装した完成品で、レイ・アスカの2体の
セット品になります。その分ただでさえPVC製に比べ割高なコールドキャスト製が更に高額に
なってしまい、そうおいそれと手を出せる価格では無くなってしまってます(汗)。

ちなみに原型師の片山博喜氏のフィギュアは、マックスファクトリーから発売されたデドアラの
霞のPVC完成品が有名ですが、PVC製品化されてないエヴァ関連のガレージキットの方が
ウチ的にはむしろ本命だったりします(^^;。PVC完成品が当たり前になる以前、某所で売り
出されてたコレに手を出して無ければこの道に転げ落ちる事も無かったと思われ・・・(汗)


ベースに飾り付けた状態のレイとアスカのツーショット。ベースの石畳の質感がなかなか良く、
そっけないベースの物が多いPVC製品に見慣れているとなかなか新鮮ですね。ちなみにこの
ベース結構な重量があり、フィギュアを取り付けた状態で恐らく1Kgくらいあると思われます。

なおパッケージに特別記載がないため上記のスケール欄に「ノンスケール」と記載してますが、
ガレキ版の「冬服のアスカ」と殆ど高さは同じなので、実質1/8サイズだと思われます。



まずはレイを6方向から。白と蒼を基調とした浴衣がレイのイメージに合っていると思います。

アニメ本編ではまずお目にかかれない大人びた雅な趣が良いですね。



続いてアスカを6方向から。流石に真っ赤な浴衣(^^;という訳にもいかなかったのでしょう。
ややオレンジよりの白を基調に金魚の赤でアクセントを入れている感じでしょうか。鮮やかな
オレンジ色のツインテールとも良く合っていると思います。

TVアニメ序盤の頃のアスカの傍若無人っぷりからは想像できないくらい可愛らしいですねw。


それぞれのご尊顔をアップで。PVC製品では無いので肌も含めて全て塗装による
仕上げでしょうが、発色が非常に綺麗で肌の仕上がりも上々だと思います。
毛先の造型もエッジの利いたもので、この辺りはさすがコールドキャスト品と言った
ところではないでしょうか。
目尻に近づくにつれ、やたら太くなる睫毛の仕上げはちょっと好みが分かれると思い
ますが・・・(^^;。

ただアスカはともかく、レイに関しては毛先の隙間に癒着のようなものが見受けられ
(型抜きによるものなのか塗料によるものかは判断しかねますが)、造型の良さを
スポイルしてしまってるのが残念。高価な商品なのでこういう処はもう少し気を配って
欲しかったですね。


それぞれの浴衣をアップで。レイの花柄やアスカの金魚柄ともどもプリントによるものと
思われますが、どちらの仕上げは非常に綺麗に仕上がっています。
色の薄い部分にディザの模様が見えてしまってますが、レンズで拡大してやっと判る
程度なので、肉眼で見る分にはまず気にならないと思います(^^;。


それぞれの小物をアップで。レイは団扇と巾着、アスカは巾着をそれぞれ手に持ってます。
手のひらや指先の塗装は透明感のある仕上がりで文句無い出来映えですが、アスカの
巾着の方だけ引っかき汚れがついてましたorz。

ちなみにそれぞれの巾着を持つ方の手と、アスカのツインテールは別パーツとなっており、
飾る際にフィギュア本体に取付ける必要がありますが、ダボ穴と真鍮線が挿してあるだけ
なので、何かしら接着しないと特にアスカのツインテールはポロポロと外れやすく注意が
必要です。※パッケージには要接着の旨の記載があります。




以上ですー。初めて購入したコールドキャスト完成品でしたがまずまずの出来映えだと思います。
コールドキャスト製品ということでやはり価格がネックになると思うので、誰彼にもオススメできる
製品では無いと思いますが、造型が気に入れば損はないのでは無いでしょうか。

片山博喜氏が作られたエヴァ関連のガレキはどれも造型が素晴らしく、また可愛らしくできており
完成品化されると喜ぶ人も結構多いと思うのですが、難しい事情でもあるんでしょうか(^^;

・・・下手にPVC化されて劣化しまくりの泥地雷で製品化されても困りますけどね(汗)。




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