■ モエコレPLUS 超昂閃忍ハルカ 鷹守ハルカ / ボークス ■ |
メーカー | ボークス |
製品名 | モエコレPLUS 超昂閃忍ハルカ 鷹守ハルカ |
作品名 | 超昂閃忍ハルカ (C)ALICESOFT |
スケール | 1/7 (全高約23cm) |
原型製作 | ちょろすけ |
前回レビューに続き。アリスソフトの18X仕様ゲーム「超昂閃忍ハルカ」より、鷹守ハルカのボークス版 フィギュアのレビューです。 ボークスの完成品フィギュアは今までPVCに比べ扱いが難しく大量生産にも向かないコールドキャスト 製品だったわけですが、モエコレPLUSブランドを立ち上げ業界初を謳うトゥルートレース方式なるものを 引っさげてPVCフィギュア市場に参入されたわけですが、はてさてその出来や如何に。 |
変則的アングルで6方向から。ポーズは非常に動きのあるもので、色んな角度で楽しめます。 反面どこがベストアングルなのか判りづらく手やら苦無やらで顔が隠れやすいためどう飾るか 決めづらいです。 ・・・まぁそういう以前の問題があるわけでーすーがー (´Д`lli) |
全体的にとにかく目に付く雑な部分をアップで。・・・えーと、最近はプライズフィギュアでも ここまでパーティングラインやらバリが目立つのもそう無いような(汗)。おまけにパーツの 表面にゲート痕まであり、そこに塗装が重なる箇所に至っては「ここ後から塗ったでしょ?」 て感じが見え見え。塗装自体もお世辞にも綺麗とは言えず、1/7とサイズが大きめにも 関らず、肝心の造り込みよりも荒の方が目立つってのが致命的ですね。 |
ベースのアップ。足を挿し込む箇所に凸型のモールドが作られているのですが、ベース側の 強度的問題なのか2〜3回抜き挿ししただけで挿し込み箇所にクラックが・・・(汗) 気休め程度に瞬着を流し込んでおきましたが、地震などで強い衝撃が加わったらここから 折損するのではなかろうか(苦笑)。他メーカーなら鉄心とか入れるよなぁ普通・・・。 |
唯一の安心して見れる見所かもしれないローアングルからのおみ足〜お尻のアップ。かなり ムッチリとした造り込みがされており、原型師さんの拘りが伺えます(笑)。 こういうアングルではパーティングラインやらゲート痕が目立たないのは不幸中の幸いとでも 言いますか・・・(汗 |
まぁ何と言うか、最後発で参入しただけに他メーカーと比べ完全に周回遅れな出来映えと言った ところでしょうか。ポーズや肉感的な造形は悪くないので原型は良いのでしょうが、いかんせん 素材の良さを全く活かせていません。 和風堂タマ姉のレビューでも結構キツイこと書きましたが、あれは「もう少し手間を惜しまず 仕上げてくれてればずっと良くなったのに」という思いでしたが、今回の場合は市場投入には 時期早々なのでは・・・?と言った処でしょうか。今日びのプライズフィギュアにすら劣るような 仕上げでは、妥協の産物としか言い様が無いです。残念ながら。 「業界初」云々を謂う前にもっとやらなきゃならないことがあるんじゃないでしょうか・・・(汗) |